Jpスタッフより:音楽の秋♪国際障害者ピアノフェステイバル/UNHEARD NOTES

こんにちは。
ホームステイコーディーネーターのSherryです。
色とりどりで綺麗だった紅葉もピークを過ぎ、秋深まっているバンクーバーです。
「秋」と言えば、食欲の秋・読書の秋・・・と、いろいろありますが、私にはなんといっても大好きな<音楽>の秋です!!
・・・ということで、先日、UBC(University of British Columbia) で開催された国際障害者ピアノフェステイバル・UNHEARD NOTES(英語名)「初めて聴く夢と希望の奏べ」 (日本語名)に行ってきました。
このイベントは、日本障害者ピアノ指導者研究会が国際パラリンピック委員会との協力の元に実現された国際的祭典です。
「ピアノのパラリンピック」とも呼ばれていて、2005年横浜での初の開催以降も、ニューヨークの国連・カーネギーホール(2007年12月)や、今回と同じUBCバンクーバー(2008年11月)にてデモ・コンサートを行うなど、大成功を収めています。
今回は、日本とカナダをはじめ、ドイツ、韓国、マレーシア、ポーランドなど10カ国以上の国から約80人の演奏者がバンクーバーに集まり、皆さんそれぞれ素晴らしい演奏を披露してくれました。
■こちらは、Montreal Conservatory of MusicのProfessor・Raoul Sosaさん
事故で右手が不自由になり、左手のみで演奏をするピアニストです。
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■こちらは、桑原良恵さん
4歳で失明、軽度の難聴、四肢に湾曲や長さの違いが有り、身長も1メートル位
しか有りませんが、中学のときに全日本盲学生音楽コンクールで1位。名古屋芸
大卒業後、岡山フィルとのモーツアルトのピアノコンチェルト協演。カーネギー
ホールでの出演。最近はHANAMIZUkI芸術フェスティバルの一般部門で
銅賞など一般のコンクールでも活躍されています。
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■最後に、今回のフェスティバルで金メダルを受けた山崎理恵さん
2002年に膠原(こうげん)病の合併症で脊髄(せきずい)を損傷。車いす生
活となり、ピアノのペダルを足で踏めなくなったそうですが、ある企業が開発し
た装置を使って、08年から演奏を再開されているそうです。
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素晴らしい演奏の背景には、さまざまな苦労・葛藤があったことでしょう。
ピアニストの方達の「不可能を可能にする精神」見習いたいですね!!
みなさんもそれぞれの秋を満喫してくださいね~~!!