楽しかった留学生活もそろそろ終盤。帰国に備えて様々な準備が必要な人も多いです。
1つずつ進めていきましょう。
シェアハウスやホームステイ
シェアハウスの人も、ホームステイの人も退去を通知する必要があります。
契約内容は人によってさまざまですが、一般的には 1 month notice = 退去したい1か月前に通知が必要なことが多いです。
3月15日退去希望の場合、
日単位で計算する場合は2月14日までに通知が必要ですが
月単位で計算する場合は1月31日までの通知が必要となるなど契約内容により異なります。
退去通知が遅れると、家賃が返金されないということもありますから、契約内容をしっかり見直しておきましょう。
また、鍵を持っている人はそのその返却方法、そしてデポジットの返金方法や時期についても確認しておきましょう。
個人でインターネット・光熱費等の契約をした人はその解約も忘れずに。
携帯電話の解約
携帯電話を契約した会社で手続きを行います。最近はオンラインで手続きできるところも増えています。
帰国後に携帯使用料の未払いがあるのに払えないというトラブルや相談が多く起こっています。
最後の支払いはいつどうやって行うのかをしっかり確認して手続きをしましょう。
銀行口座を閉じる
銀行窓口へ出向いて手続きをします。一般的に銀行のカードと身分証明書(パスポート)が必要です。
携帯電話などの支払いや、後述のタックスリターンの受け取りなどがある場合は解約のタイミングに注意してください。
預けてあったお金をその場で返されますので、あらかじめオンラインで日本へ送金などしておくとスムーズです。
カナダの銀行は口座維持手数料がかかります。解約しないまま帰国することのないようにしましょう。
保険の解約
BC州保険MSPの有効期限はビザの期限と同じです。ビザ期限と同じタイミングで帰国する人は特に手続きは不要です。
ビザ期限よりも早めに帰国をする場合は保険料の支払いを止めるために解約(州外への移動)の手続きが必要です。
こちらのページから行えます。
その他カナダないしは日本のプライベート保険に加入している人で解約手続きが必要な場合は、各保険会社に連絡をして手続きの方法を確認しましょう。
交通カードの解約
定期券や交通カードを毎月自動でチャージする設定をしている場合は、解除を忘れないようにしましょう。
バンクーバーエリアのCompassCardの残金・デポジットの返金はWaterfront Stationで行えます。(そのほかリクエストフォームを郵送する方法もあります)
トロントエリアのPRESTO Cardは、50ドル未満であれば窓口で手続きが可能です。
残金が50ドル以上ある場合やモバイル形式のものの場合は郵送手続きが必要です。
手数料6ドル差し引いた金額が返金されます。
タックスリターン(確定申告)
日本の確定申告に相当します。カナダでは個人でインカムタックスリターン(Income Tax Return)を行う必要があります。
過剰に支払われている税金を返金してもらうというパターンが多いですが、中には納めた税金が少なく支払いが生じるケースもあります。
毎年4月末までの手続きが必要です(4月末以降もできますが、追徴課税がある場合は利子が加わってしまます)。
Canada Revenue Agency (CRA)(カナダ歳入庁)のサイトから自分で手続きもできますが、難しくでよくわからない、という場合は
専門の業者に依頼をするのがおすすめです。日本語で手続きをしてくれるところもあります。
必要なもの:
・雇用主が発行するT4(日本の源泉徴収票にあたります)
・学校が発行するT2202A(一般的に公立のPost-Seconadryが発行をします。ESL等は該当しません)
・SIN
・医療費の公式Receipt
・州によっては交通費や家賃が控除の対象となりそれらの領収書が必要なこともあります
退職届
アルバイト先へ退職をする旨届けましょう。
雇用主側は、後任を探したり引継ぎやトレーニングの期間が必要となりますので、2週間から1か月以上前には
きちんと伝えるようにしましょう。
最後の給与の受取日や受け取り方についても確認をしておきましょう。
領事館への帰国届
カナダに到着をしたときに、カナダの領事館に在留届を提出していると思います。
オンラインで手続きをした人は、帰国届もオンラインで行うことができます。
▶外務省オンライン在留届 のページ
領事館窓口で手続きをした人は、同様に窓口で手続きが可能です。
▶バンクーバー領事館 のページ
▶トロント領事館 のページ
荷造り
カナダに来た時よりも荷物が増えているという方がほとんどです。
不要なものは友達にあげたり、Jpcanada掲示板を利用するなどして処分しましょう。間違ってもステイ先やシェアハウスに黙って置きっぱなしにしてはいけません。
スーツケースに入らない場合は、日本へ送るという方法もあります。
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航空券の準備
すでに購入してある人は、日付などをよく確認しましょう。またプリチェックインなどの手続きも忘れずに。
併せて当日の空港までの行き方(バスや電車、タクシーやUber)などもしっかり調べておきましょう。
返却物の確認
友達や職場、学校などから借りているものはありませんか?
例えばカナダの高校に通っている人は、教科書や、ロッカーの鍵、楽器などをしっかり返すようにしましょう。
各種証明書の発行手続き
日本帰国後にカナダの学校の証明書が必要という方も多いです。
通学・卒業した学校からどんな書類を発行してもらう必要があるのかしっかり調べましょう。
推薦状など中には発行に時間がかかるものも少なくありません。
余裕を持って手続きをしましょう。
番外編
★最後にちょこっと旅行する
カナダ国内はもちろんのこと、アメリカなど日本から行くよりもカナダへ行く方が圧倒的に近いところがたくさんありますね。日本に帰ってしまったら仕事が始まって旅行に行くまとまった時間は取れないという方も多く、
最後の数日~1か月を使って旅行をして日本に帰るという方もたくさんいます。
ビザの期限にはしっかり注意してください。必要があれば事前に観光ビザ(Visitor Record)等を申請しておきましょう。
※審査期間が数か月以上と長めです。審査中は原則カナダに滞在している必要があります。余裕をもって計画を立てましょう。
★最後にもう一度英語力をブラッシュアップ!
カナダ滞在中に貯めたお金で、帰国直前にもう一度語学学校に通うという方も結構多いです。
カナダに来た当初より明確に、自分の弱点や必要な英語力を実感しているという方も多いでしょう。
一般英語プログラムはもちろん、ビジネス英語・スピーキング教科・IELTS対策など特定のプログラムもお勧めです。
どうぞ、Jpcanadaのカウンセラーにお気軽にご相談ください。
※ビザの申請が必要なケースもあります。余裕をもって計画を立てましょう。