【インタビュー】カナダで働く日本人 カナダ高校留学から現地就職、そして、永住権取得を果たした Yさん

Yさん プロフィール

Yさん

高校留学3年間

カレッジ2年間

大学2年間

カナダ現地就職

カナダ永住権取得

現在、Takeya Sushi, Edokko Nigiri Sushiの経理担当

Edokko Nigiri Sushi
おすすめはUnagi Hitsumabushi Gozen!日本にいると錯覚するほど本格的なうなぎ料理は、頼んで間違いなし!締めのひつまぶしも絶品です!!

カナダ高校留学を決めたきっかけは?

 きっかけは、中学校1年と2年のときに、バンクーバーのサマーキャンプ*に参加したことです。もともと欧米文化が好きな両親の影響で、小さいときから英語や異文化に触れたり、英会話教室に通ったりしていて、いつかは海外に住んでみたいと思っていました。

*サマーキャンプ=ここでは現地の文化や語学を学ぶこと短期合宿の意

中学2年生で、サマーキャンプに参加したときのYさん

 また、小さいときから、日本の「みんな一緒じゃなきゃいけない」っていう風習や雰囲気にどこか違和感を抱いていました。サマーキャンプに参加した際に、カナダの人が自分たちの好きなことをのびのびしている印象を受けました。キャンプの友達もみんなそれぞれ個性があって、奇抜なファッションをしたり歌を歌ったり、型にとらわれず生きているように見えました。そして、「私もこういう風に生きたい」と直感的に思ったんです。両親も賛成してくれて、高校留学を決めました。

定期テストはいつも満点!?カナダ渡航前の英語力について

 中学校での英語は学年1位の成績で、英語の定期テストは絶対に満点を取ると意気込んでいました。ただ、今でも鮮明に覚えているのですが、いつかのテストで、92点を取ってしまい、悔しくて解答用紙をびりびりに破ったことがあります(笑)。もちろん、先生に怒られましたね。当時は、それぐらい、自分の英語力には自信があったのだと思います。

自慢の英語力をもって、いざカナダ高校留学へ!しかし、すぐに高い壁にぶつかる… 

 高校に入学してからのESL(留学生向けの英語クラス)では、3レベルある中の真ん中のクラスへ振り分けられました。そして、いざ授業が始まると、周りの子の方が、文章を書くのが速いし、ボキャブラリーの数も違うと痛感しました。日本でも英会話は勉強していましたが、エッセイを書くといったアカデミックな英語は勉強していなかったので、スタートダッシュから躓きました。もう、ゼロスタートでしたね…

カナダ高校留学時代

ゼロからスタートのカナダ高校留学生活
どのように壁を乗り越えてきましたか?

  高校の勉強では苦労しましたが、分からないことは、先生や周りの友達に聞いたりしていました。最初はエッセイも書けなかったのですが、何度も何度も練習をして、先生からフィードバックをもらうのを繰り返しました。すると、高校留学1年目の終わりには、ある程度形になるようになっていました。

 当時はYouTubeもそこまで発達していなかったので、図書館に行って本で勉強をしていました。

カナダ高校卒業時のYさん

留学生時代(高校及び大学)で印象に残っていることは?

  高校に入学してまず驚いたのが、みんな時間割が違うということでした。また、学年という概念が薄く、一つの授業をさまざまな学年の人が同時に受けていて、それも衝撃でした。高校3年間でとるべき単位数があり、それを取れさえすればよいので、スケジュールなどは自由でしたが、その分、自主性が求められました

 また、高校が終わったあとにギャップイヤーという概念があり、大学に行かずに世界を旅して1年間自分探しをする人もいました。また、大学在学中も企業のインターンに参加するため、5〜6年かけて大学を卒業するなど、日本みたいに、「何歳でこれをする」っていう枠がないというのは、印象に残っています。

カナダ永住権取得を決意!後押ししたものは?

 カナダに来るときは永住権の存在も知らなかったのですが、私はカナダの大学を卒業して3年間自由に働ける権利でもある、PGWP(ポストグラジュエーションワークパーミット)を得ました。

 せっかく得た権利を、ただ使って終わるだけじゃもったいないと思い、永住権という形で次につなげられたらいいなと考えていました。何があるかわからない世の中だからこそ、永住権をとれるチャンスがあるのだったら、日本のパスポートを捨てるわけでもないので、いつでも日本に帰ろうと思えば帰れるし、自分に選択肢を増やしておくのはいいのかなと思いました。

 永住権の取得の際には、CanaGo*の八木さんに代理申請を依頼しました。

移民コンサルタント
  八木康代

*CanaGo-Visa Consulting Services は、JPカナダのビザ部門です。
永住権代理申請も受け付けています。

日本ではなくカナダ(海外)で生活することを選んだわけは?

 高校や大学卒業のタイミングで、日本に完全帰国することも考えていたのですが、日本に帰った自分を想像したときに「まだこの英語力じゃ恥ずかしいな」と、まだ自分に満足できていなかったです。そして、カナダ滞在の延長を繰り返すなかで、カナダには家族みたいな存在の友達、職場の人など、大切な存在にめぐり会いがあり、自分が必要とされると感じ、もう少しいたいなと過ごしているうちに、人生の半分近くをカナダで過ごしています。まさか、ここまでカナダにいるとは、来た当初は思わなかったです。

カナダで働く日本人として、大切にしていること
※これからカナダで働く人必見です  

 自分が日本人であることを忘れないようにしています。日本人は、「勤勉、きれい好き、丁寧」といった、ポジティブなイメージを持たれやすいと思うのですが、それは先人の方々がそういう対応をしてきたからであって、いままでのみなさんの頑張りを私が壊してしまわないように心がけています。仕事で取引先や役所関係のいろんな人に会うのですが、日本人のイメージを崩さないように、勝手に日本を代表しているような気持ちで接するようにはしています。

 私も高校生の頃は、「日本はここが」とネガティブなことを口にしていたのですが、せっかくカナダ現地でいいイメージを持ってもらっているので、それを守りたいと思っています。

これからカナダ渡航を考えている人へのメッセージを!

 海外に行くことは人生の中で1,2を争う大きな決断だと思いますし、みんな強い覚悟をもってきています。実際に自分がカナダに来てみて、楽しいことばかりではなかったのですが、日本では出会わなかった人とつながりができたり、卒業のタイミングなどで

「あぁ、来てよかった」と心から思っています。

 

 また、親や仲の良い友達と離れて暮らすことで、一緒に過ごせる時間は大切にしようと思うようになりました。きっと、日本にいたら感じられなかった感情だと思います。カナダに来て、いろんな出来事や感じたことが、自分の人生を豊かにしてくれています

 ぜひ、たくさんの人にチャレンジしてもらえたらと思います!

あとがき

 カナダ高校留学からはじまり、永住権取得まで、一通り経験されたYさんの言葉は、説得力があり、胸が打たれました。JPカナダでは中高留学サポートも行っており、きっと現役のJP留学生たちにも響くメッセージをいただくことができました。

 Yさん、貴重なエピソードを共有してくださり、ありがとうございました。

JPカナダは、親子留学から、中高留学、ワーホリ、語学留学、カレッジ進学、永住権取得と、カナダ留学・永住のエキスパートです。カナダに到着したその日から最後まで、サポートさせていただきます。ぜひお気軽にご相談お問合せください!

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