みなさんは、知らない電話番号から電話がかかってくるということはありませんか?
100%全てというわけではありませんが、そういった迷惑電話は詐欺につながることが多いです。
残念なことではありますが、カナダにいる留学生が「カモ」として格好のターゲットになってしまうことも少なくありません。
よくあるケースをまとめてみました。
皆さん十分に警戒をして、詐欺にあわないよう、自己防衛をしっかりしましょう!
ケース1 知らない番号からの電話
対応:無視
電話をかけてくる目的は様々です。電話を取ったらそれがそのまま詐欺の誘導につながる場合もあれば、自動音声で何かに導く場合、あるいは電話番号を収集して何かをする場合などがあります。
本当に用事のある人なら、留守番電話にメッセージを残すなど何かしらの方法をとってくれるはず。
登録してない番号からの電話は無視しましょう!
ケース2 クリックを誘導するテキストやメール
対応:無視
「あなたの荷物を届ける情報が不足しているから、http://www….. をクリックして情報を入力してください。」
例えばこんなテキストやメールが届いたことがある人は多いと思います。
もしかしたら「xxの未払いがあります」だったり、大手通販会社を騙っていたりするかもしれません。
そのようなテキストやメールも無視です。
URLをクリックしたが最後、あらゆる情報が抜き取られてしまうということも珍しくありません。
「そうはいっても、実際に通販で品物が届くはずなんだけど・・・?」という時には、
送られてきたテキストやメールのURLではなく、大手通販サイトのアカウントにログインするなどして情報を確認しましょう。
ケース3 お部屋探し
対応:条件が良すぎる物件には要注意
お部屋探しはなかなか見つからなくてストレスがたまるもの。現在住んでいるところの退去期限が迫っている場合はなおさらです。
ですが「うまい話には罠がある」。条件の良すぎる物件は詐欺であることが多いです。
「あなたに貸します。でも今カナダにいないので、鍵を郵送します。そのためにデポジットをE-transferしてください。」
例えばこんなふうに、実際に物件を見せてくれなかったり、会いもせずに支払いを要求してくるものは要注意。
ほぼ間違いなく詐欺です。
きちんと物件を見て、大家さんに会って、契約を結ぶようにしましょう。
できれば見学は、女性だけではいかない、二人以上で行くようにしたいですね。
ケース4 売ります買います
対応:会わず済ませない。会うときは公共の場で。
物件探し同様に、中古品や不用品などの売買でもトラブルは多いです。
「お金はE-transferするから、品物は送って」という具合に会わずに済ませるのは危険がいっぱいです。
また会う場合も相手の家へ行ったり、自分の家に来てもらったり(=自宅住所を知られてしまう)するのも考えもの。
例えば駅や店など、公共の場所で直接会って、現金でやり取りをするのが最も確実です。
ケース5 困ってるんです。お金貸してください。
対応:貸さない
「xxまで行きたいんだけど電車賃がないので貸してください」という寸借詐欺は日本でも古くから使われる手です。
現在はそれが巧妙化・応用化していています。
「あなたにE-transferするから私に現金を貸してほしい」「僕のカードが使えないから代わりに払ってほしい」など、
あの手この手でお金をだまし取ろうとする人がいます。
困っている人がいたら助けてあげることができる、そんな自発的な行動ができる留学生はとっても素晴らしいですが、
それがこと「お金を貸して」という内容に結びつく場合は注意が必要です。
口座情報を教えたり、自分のデビットカード/クレジットカードを渡したりしないようにも注意です。
そんな人がいたら、お役に立てませんと、断ってその場を立ち去るのが一番です。
詐欺にあってしまったら・・・・
悲しいことに、詐欺の被害にあってしまった時は、警察にレポートを送りましょう。
バンクーバー警察の場合は、Vancouver Police Depart の Clime Reporting のページ からオンラインで行えます。
とはいえ、払ってしまったものが戻ってくる確率は残念ながら低いです。
そしてどれもとても巧妙なのでうっかり騙されてしまうということが起こりえます。
英語がわからないことで余計に、自分の方が間違っているのかもという錯覚になってしまうことも。
なんかおかしいな?と思ったら自分一人で判断せずに周りに相談しましょう。
銀行アカウントのロック
デビットカードなど銀行関係でおかしいな?と思ったらアカウントをロックしましょう。
BMO(Bank of Montreal)の場合は こちらのページ に詳しくやり方が書いてあります。
何事もないと確認できたら、同様にアンロックもできますよ。