今回は、語学学校で少し英語に慣れた後にビジネススクールに通学されたMikiさんをご紹介します。2019年の夏前にバンクーバーにいらっしゃり、その後、8,9か月の間に通学を終え、今はワーキングホリデーでバンクーバーに滞在されています。
やらないより、チャレンジしたほうが絶対いい!というメッセージを、ぜひ皆さんも読んでください。
留学のきっかけは何ですか?
大学生の時、カナダ留学から帰ってきた先輩の英語がとても綺麗で、私もその先輩のように英語を話したいと思ったことがカナダ留学のきっかけです。社会人になってもその思いが変わらなかったので留学を決めました。
実際に留学して成長した点や変わった点はありますか?
英語面はもちろんですが、そのほかで成長したことは自分の意見をはっきり言えるようになったことです。日本で暮らしているとどうしても人に合わせることを求められて、自分の本当に思っていることを言えないことが誰にでもあると思います。もちろんそれは他の人のことを思ってなので、悪いことではないです。でも、そうしているうちに自分の意思、意見を持つことが難しくなったと思いませんか?
私がそうでした。こちらに来て気づいたのは、例えばある人の意見とは異なることを言っても、それはそれで一つの意見として受け入れてくれますし、尊重してくれます。自分の思っていることを、周りの目を気にせず発言できるようになったことは大きな変化だと思います。
通った学校・プログラムの感想を教えてください!
私は2週間ILSCに通った後、Gastown Business CollegeのiBMプログラムを修了しました。ILSCは2週間しか通っていないのですが、私は講師陣、学校の雰囲気ともすごく良い印象を受けました。私がお世話になった先生は、休憩中もクラスにいてくれて、生徒同士で会話していると間違った文法や発音を指摘してくださり、よりネイティブっぽく聞こえる表現を教えてくださいました。
また、私は選択授業でパブリックスピーキングを取ったのですが、これはすごくおすすめです!これはレベル分けインタビューの時に先生がおすすめしてくれたコースなのですが、数分で即興スピーチを作りクラスの前で発表したり、という何とも度胸がつく授業でした。先生も私たちの緊張を汲み取ってくれて、それを和らげる方法や、効果的なスピーチのコツを教えてくれます。
なお、夏季のためか学校全体の日本人率は高かったですが、このクラスは日本人は私だけでした。
Gastown Business Collegeについて
私は現地企業でのインターンシップができるということに惹かれて選びました。噂に聞いていた通り、毎週プレゼン課題が出されます。
最初は最近のニュースで自分が気になっていることから、最終的には授業で学んだマーケティングの知識を使い実際に商品の企画立案を行いプレゼンしたり、自分が興味を持っている企業のマーケティング戦略の分析といった内容のプレゼンをしました。プレゼンの経験があまりない自分にとっては本当に大変でした。
しかし、クラスメートが様々なツールを使って作るデザイン、内容ともに質の高いプレゼンに刺激を受け、また先生方やクラスメートにアドバイスをもらいながら取り組み続け最終的にはプレゼンを作ること、人前で英語で話すことに対しての抵抗がなくなりました。
授業内容は、どのプログラムにも共通するのが、私たちが北米で働くために知っておくべきこちらでのビジネスマナーを、レジュメやメールの書き方、面接態度といった細やかなところまで学ぶコースです。先生方も一人ひとりの話やインターンの希望職を聞いた上で的確なアドバイスをくださいました。その時に使用した教材は、実際にこちらで仕事を探した時に見返すなど、今でも良く活用しています。
スタッフの皆さんもとても親切で、私はよく日本人のカウンセラーの方に学校のことから英語面のことまで色々と相談に乗っていただきました。インターンシップについてですが、私は空港ラウンジを運営している企業の人事部で働かせていただきました。
自分の意思を正確に素早く英語で伝えなければいけないところが想像していたよりも難しく毎日悔しい思いをしていましたが、諦めずにコミュニケーションを大切に毎日取り組み、インターンの後半に上司からインターン後も働かないかと言っていただきました。インターンシップ中も、学校でのフォローアップがあり私はよく先生に相談に乗ってもらっていました。
今後留学を検討している方へメッセージをお願いします!
今、もし留学を悩んでいるならぜひ挑戦してください。
留学を終える頃にはきっとあの時挑戦して良かったと思っているはずです。私は社会人になってからの留学でしたので、5年勤めた職場を辞める決断は、帰国後の進路のことを考えるととても勇気のいるものでした。きっと社今留学を考えている会人の皆さんは当時の私と同じような気持ちでいらっしゃるんじゃないかと思います。
私の考えですが、もしカナダでスキルアップしたい、挑戦してみたいという気持ちが現在あり、それは渡航後も変わりそうにないのであればそんなに不安に思う必要はないと思います。そしてカナダに来たら、色々挑戦してください。一見、自分には無理かも、と思うようなことでもやってみてください。
私も渡航後1週間で一人でボランティアに応募し、日本人は私のみという環境で現地の大学生と一緒にイベントでのボランティアをしました。他にも、あえて一人で色んな場所に行ってみたり、シェアハウスも様々な国から来ている人と住んでみたり、現地企業が主催のセミナーのレセプション(参加者は全員バンクーバーで働くビジネスマン達)を数回やってみたり、現地企業でのインターンシップにも挑戦しました。
もちろん、恥ずかしい思いや、悔しい思いも沢山しましたが、ただ受け身で過ごしていたら得られなかったであろう人との出会いや経験をすることが出来ました。
私はあと1年近くバンクーバーに滞在する予定ですが、この度、希望していた職種の仕事ができることになりました。これも、自分で行動していき、そこで出会えた方々のお陰だと思っています。これは日本に帰国しても自信を持ってアピールできることだと思っています。あまり偉そうなことは言えませんが、カナダに来るだけであればどなたでも出来るんだと思います。けれど、自分がどう動くかによってみなさんの留学生活はきっと皆さんが思っているより充実したものになるはずです。
だから、ぜひ挑戦してみてください。