カナダで保育士アシスタントにキャリアチェンジ！Sakinaさん

Sakinaさんプロフィール

カナダに来たきっかけは？

　もともと旅行会社で働いていたのですが、パンデミックをきっかけに外国人のお客様とかかわる機会が減少しました。そのときに、もっと海外に携わっていたいと思い、海外留学を考え始めました。当時は、パンデミックの影響でオーストラリアは入国制限があったというのもあり、カナダに決めて、2022年8月にバンクーバーに渡航しました。

バンクーバーに渡航後は３カ月間、語学学校に

　バンクーバーへ学生ビザで渡航をして、まずは３カ月、語学学校に通いました。やはり最初は耳が全く慣れておらず、英語に慣れることに必死でした。ちょっと言われたことでも、何を言っているか分からず、聞き返してもまた分からない(笑)ということもありました。聞き返すのは恥ずかしいなと思っていたのですが、分かるまで聞けば、意外と相手も嫌な顔せずに答えてくれると分かり、とにかく実践を重ねました。

　語学学校が終わりに近づいたときに、その後の予定についてCoop留学でカレッジに通学しようと思っていたのですが、その時に何を勉強したらいいのか分からなかったんです。そこで、一旦学生ビザからワーホリビザに切り替えて、自分が何を勉強したいのか、何をやりたいのかを、バンクーバーで仕事をしながら考えようと思いました。

バンクーバーワーホリ時代の思い出

　ワーホリビザに切り替えて仕事を探し始めたのが12月だったのですが、ちょうど求人が少ない時期で、大変だったのを覚えています。がんばってレジュメを配り歩いたり、お友達から求人しているところを聞いたりしながら、仕事を見つけていきました。結果的に、ワーホリ中は、日本食レストラン、韓国グロサリーや、ローカルのパン屋さんと、さまざまな仕事を経験することができました。英語力に関しても、やはり仕事をしながら実戦で使うことで、渡航当初より伸びたと実感しました。

　また、ワーホリ中は、いろんな人に出会ったことで、多角的にものごとを見れる瞬間が増えて、日本で培った固定観念をいったん考えなおす機会を設けることができました。日本にいたときよりも、選択肢が広がったと思います。カナダに来る前は、年齢のこともすごく考えていたのですが、カナダでは誰も年齢のことを気にしていないから、気にならなくなりました。ECE-A（保育士アシスタント）に挑戦しようと思ったのも、カナダで出会った友達が影響しています。

カナダでECE-A（保育士アシスタント）にキャリアチェンジ！

　ワーホリ中に出会ったお友達の１人が、ECE（保育士）の資格を持っていて、チャイルドケアの仕事は政府から補助も出るほどカナダで求められている仕事だという話を聞きました。

　また、自分の身近に保育士をしている人がいて、もともと保育士に興味はありました。ただ、日本にいるときは、自分が保育士をすることが想像つかなかったのですが、カナダに来てから、日本とは教育方法が違うことを知り、カナダの幼児教育について興味が湧きました。JPカナダのカウンセラーさんと相談をして、ECE-A（保育士アシスタント）の資格が取れて、Co-opもできるPLCに2024年1月に入学しました。

Co-op（コープ）留学　PLCでのECE-Aプログラムに挑戦中

　Pacific Link College（PLC）では、学びたかった海外の教育方法や、子どもの安全を考えた実践法を学ぶことができ、「なるほど」と思うことも多く、授業はとても楽しいです。先日、無事にECE-Aの資格が取得できました。私は保育士未経験なので、まずはデイケアのボランティアを経験し、その後、Coopインターン期間に向けた仕事を探していく予定です。

これからカナダ留学を考えている人に一言！

　カナダに来る前は、私自身海外に行くかどうかかなり悩んでいました。日本で安定した仕事があって、家もあって、生活の基盤があるところから離れて、カナダに行くことは、かなり勇気が必要な挑戦でした。また、周りの友達は結婚出産をしている中で、自分だけカナダに行ってイチからやり直しとなることに怖さも感じていたのですが、それでも海外に行きたいという気持ちの方が強かったです。そして、いざ来てみたら、ほんとにその悩みってちっぽけだったなと思えるぐらい、「来て良かったな」と思うので、もし悩んでいる方がいたら、一歩踏み出してくださいとお伝えしたいです。